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任意整理とは、利息カットや分割払いなどによって債務を軽減する手続きのことです。ここでは、東京スカイ法律事務所の田中健太郎先生の監修・解説のもと、任意整理についてわかりやすく解説しています。
目次
債務に苦しむ方の立場になって解決に導く、
物腰やわらかな弁護士
田中先生は、東京スカイ法律事務所の代表を務める弁護士。債務に苦しむ方の気持ちを少しでも軽くしたいと、親身になって相談にのっています。
「弁護士に相談するのは気が引ける」という方も、気軽に相談できる体制づくりに配慮しており、無料の弁護士相談やLINEでの相談受付も実施。優しさ溢れる弁護士です。
事務所名 | 弁護士法人 東京スカイ法律事務所(所属弁護士会:第一東京) |
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代表弁護士 | 田中健太郎(所属弁護士会:第一東京) |
所在地 | 東京都中央区京橋二丁目12-9 ACN京橋ビル601 |
アクセス | JR各線 東京駅 八重洲南口 徒歩11分 東京メトロ銀座線 京橋駅4番出口 徒歩2分 都営浅草線 宝町駅A5出口 徒歩1分 東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅7番出口 徒歩7分 |
電話 | 0120-0505-90 |
任意整理とは裁判所を介さずに直接債権者と利息のカットや長期分割払いなどの交渉をし、債務の負担を軽減させる手続きのことです。
利息制限法の上限を超えて利息を支払っているような場合は、借金がゼロになったりまたは過払い利息を請求できるケースも中にはあります。
任意整理するには3つの条件があります。
原則、安定した収入があることが必要となります。収入から必要な生活費を差し引いた金額から借金返済を行うので、この金額を十分確保できることが理想です。
住宅や車のローンを除いて他の業者だけ任意整理したり、お金を借りてすぐに任意整理をしたりすることも、交渉次第で対応することができます。
任意整理では基本的に借金の利息をカットすることができますので、借金を元本のみに軽減できます。これにより月々の返済負担も軽くなり、完済を早めることができるでしょう。
また、裁判所を介さないため書類の準備が必要なく、手続きが簡単なのもメリットの一つです。コストも他の債務整理と比べるとリーズナブルで、時間と費用の負担を抑えながら債務整理が行えます。さらに、マイホームや車といった財産を処分される心配もありません。
任意整理の場合は、自己破産や個人再生と比べて債務の減額が少ないことがデメリットとして挙げられます。仮に負債額が大きいと、任意整理したとしても支払いが難しい場合もあるでしょう。
また、他の債務整理と同様に信用情報機関の事故情報(ブラックリスト)に登録されてしまいますので、3~5年はクレジットカードの作成や新規の借り入れができなくなる点も注意が必要です。
任意整理は他の債務整理方法と比べて柔軟な解決が可能ですが、そのリスクも知っておくべきです
ショッピングが原因で借金し任意整理した事例、生活費のために借金し任意整理した事例を紹介しますね。
依頼者 | 20代女性 |
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借金理由 | 衣類や日用品等の買い物や、引っ越しの際に家具や家電をクレジットカードで購入。徐々に負債が増え、気づけば240万円近い負債になっていた。 |
借金額 | 240万 |
借入先 | 6社 |
依頼者が保険会社で働いており、自己破産すると生命保険の募集の仕事ができなくなることから、任意整理で契約しました。
毎月4万円ずつを5年間で支払う形で各社と和解ができ、無事に毎月の支払いを減額することができました。
依頼者 | 30代男性 |
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借金理由 | 歩合給の部分が月によって安定せず、収入が不安定な状況に。時折生活費の不足分をクレジットカード等で補うようになり、合計120万円近い借金をかかえてしまった。 |
借金額 | 120万 |
借入先 | 2社 |
自己破産する程の借金額ではなかったため、任意整理で契約。私から直接債権者とのやりとりを行いました。
結果、毎月2万円ずつ、5年間支払う形で和解ができ、毎月の支払額を減額することができました。
借金している金額や仕事の内容により、債務整理のなかでもどの手続きが適切なのか変わってきます。どの手続きがベストなのかわからない場合は、まずは弁護士に相談していただければと思います。
カードローンの返済ができない場合、任意整理に至る以前に起こること、できることを解説します
結論、家族にも会社にもばれるリスクは低いでしょう。
任意整理は手続きを進めるにあたり、裁判所を利用せずに直接債権者と交渉を行います。そのため、裁判所を利用する個人再生や自己破産のように、家族の給与明細等の書類を送付する必要がありません。よって任意整理は家族に協力してもらうことがないため、ばれてしまうリスクも低いといえます。
さらに、個人再生や自己破産の手続きでは「官報」(国が発行する新聞のようなもの)に氏名や手続き内容が掲載されますが、任意整理ではそのようなことはなく、「官報」を通して家族や会社にばれることもありません。
任意整理が、手続き後の借金の利息をなくす手続きであることに対して、個人再生は、今の借金(元本)を減額することができる手続きです。
個人再生の方が借金そのものを大きく減らすことができますが、家族が保証人の場合は借金の存在をばれてしまったり、費用も多くかかります。メリットデメリットをしっかり理解した上で、適切な方法を吟味することが大切です。
任意整理と個人再生はどちらも債務整理ですが、それぞれのメリット・デメリットがあります。
任意整理を手続きするのにかかる期間は、3~6か月程度になります。交渉がスムーズに進めば、もっと早く手続きが終わるケースもあります。
任意整理の流れは、弁護士や司法書士への相談、貸金業者との合意文書の作成、返済再開から完済です。
担保が設定されているようなケースや和解の条件が厳しいケースは、任意整理したとしても和解が不成立となる可能性が高いです。
任意整理は基本的に債権者の同意が必要となるため、申し出を拒否されれば任意整理することはできません。任意整理はあくまで、債権者と「話し合い」で解決する方法であって、自己破産のように「法律の効果」で債権者に強制的に債務を免除させるような解決方法ではありません。
しかし実際、任意整理に応じない業者はほとんどいません。借金額が大きくなる前に専門家へ相談することをおすすめします。
借金を抱えると、周りに相談しづらく、一人で悩みを抱えてしまう方もいらっしゃると思います。任意整理が適切なのかも判断が難しい場合もあるでしょう。
もし、借金の返済が難しいと感じていらっしゃるのなら、まずは弁護士を頼って相談いただければと思います。解決のための糸口を見つけ、借金のない生活を送る手助けをさせていただきます。
任意整理は、簡単な手続きで、利息をカットして返済のご負担を軽減したい方におすすめの方法です。とはいえ、借金の返済をするために何が適切な方法なのかわからないものですよね。
このサイトでは、東京都内で債務整理に対応してくれる弁護士・司法書士事務所を紹介しています。借金返済のご負担を感じている方は、一人で抱えずにまずは専門家へ相談してはいかがでしょうか?
東京都内で債務整理に対応してくれる
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ここでは、任意整理の流れと期間を確認し、任意整理を相談できる弁護士や認定司法書士の活用について考えていきます。
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