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ここでは、200万~300万の借金があり「やばい…」と思っている人のために、利息や期間など返済方法を紹介しています。
借金を完済するためにまず重要なのは、自分の今の状況を把握すること。つまり「総額でいくらの借金があるのか?」を正確に知ることです。
借入先が全部分かる場合は、インターネット上の会員サイトやATMから借入残高を照会できるはずなので確認しましょう。借入先に電話で直接問い合わせてもよいと思います。
もし借入先が分からなくなってしまった場合は、「個人信用情報機関」に問い合わせて開示請求してみてください。信用情報機関とは個人の信用記録(ローン・借金・クレジットカード履歴等)を管理している機関で、国内に3つあります。金融業社は必ず3つのいずれかに加盟しているので、確認してみましょう。
借金総額が分かったら、今後どのように返済していくのか考えなければなりません。
まずは毎月の収入と支出を見直し、月にどれくらいの額を返済に充てられるか計算しましょう。と同時に、自分が毎月どれくらいの利息を払っているのかも把握しなければなりません。利息は一般的に、次の式で算出できます。
【利息=元金×金利÷365(日)×借入期間(借りた日数)】
さて、「借入総額」「毎月の返済額」「利息」が把握できたら、次は返済シミュレーターを使って具体的な返済期間や支払う利息の合計を調べてみましょう。(完済までの期間を設定し、そのためには月いくらを返済に充てればいいか確認することもできます。)
例として、【借金200万/金利15%】のケースにおいて、返済期間が3年・5年・8年の場合の、月々の返済額と利息合計をシミュレーションしてみました。
返済期間 | 月々の返済額 | 利息総額 |
---|---|---|
3年 | 69,330円 | 495,888円 |
5年 | 47,579円 | 854,770円 |
8年 | 32,110円 | 1,146,707円 |
月々の返済額と利息総額のバランスを考えると、できれば返済期間は5年以内に設定して計画を練るのがおすすめ。
300万円の借金がある方も、同様にシミュレーションしてみましょう。
「返済シミュレーションをしてみたけれど、とても完済できそうにない…」という方は、以下の方法も検討してみましょう。
借金完済のカギは、いかに早く元本を減らすか。毎月利息分+αほどの返済を続けていても埒が明かないのが実情です。もし頼れる家族や友人がいれば、残額分を借りて返済し、将来利息をカットするのも有効な手です!
生命保険などに加入している場合は、解約をして、解約払戻金を返済に充てる方法もあります。万が一の備えがなくなることはリスクですが、まずは借金の完済を優先するという選択も正しいでしょう。
債務整理の相談に対応できる弁護士に頼るのも有効な手段。「とにかく借金を0にしたい」「返済額を減らしてほしい」「家は残しておきたい」などの希望を伝えることで、現在の状況に合わせた適切な提案を行ってくれます。一人で抱え込む前に、まずは相談してみましょう。
私はもともと会社員として働いていました。しかし一念発起して、脱サラして小さな会社を立ち上げることにしたのです。希望と情熱を持って始めた会社でしたから、起業当初の苦労は覚悟していました。しかし事業とは難しいもので、努力はしたものの、中々軌道に乗らず、次第に生活に行き詰まるようになりました。
当時の私は、会社の売り上げでは到底生活していけなかったので、消費者金融からの借り入れで当面の生活を凌ぐことにしたのです。初めて借りたのは、消費者金融で借りられる限度額である30万円。これが私の借金地獄の始まりでした。
(中略)
気づけば借金は200万円にまで膨らんでしまいました。返済は日に日に苦しくなり、頭の中は毎日借金でいっぱいでした。
私の200万円程度の借金であれば、任意整理という方法が適していることを教えてもらいました。自己破産しなくて良いと分かって、とてもホッとしたのを覚えています。
(中略)
任意整理の効果は、私に大きな希望をもたらしてくれました。任意整理の前は、返済を重ねてもなかなか元本が減りませんでしたが、任意整理後は利息をカットできたことで、借金がみるみるうちに減るようになったのです。
※抜粋:債務整理相談広場(https://www.saimubengo.com/voluntary_liquidation/voluntary-liquidation-experiences.html)